モノ・コトそして情報が溢れる中、何を基準にモノコトを選び
生活の中に取り入れているか....
PALM が注目する自分らしさをもつ方にスポットをあて
お話しを伺ってみました
私にとって衣食住は、すべて人ありきと言っても過言ではありません。そして出会いが出合いを呼び、私の宝物は増えていっている気がします。
「衣」に関してお話しすると、私は背が高いため、ドメスティックのお洋服だとかなり選びにくく、よって最もこだわりが少ない分野。そんな私は、会いにいく相手に合わせたコーディネートを楽しむことが多く、例えば、派手なお洋服が好きな方に会うときは私も派手めのお洋服を、ストリート系の格好を好まれる方に会うときは私もストリートブランドのモノを身につける、といった具合に。コーディネートを考えているときも楽しいですし、実際会っている時間も、相手をより近く感じられてこれまた楽しい。ちょっとしたシンクロ気分を味わっているのかもしれません。
「食」は、最大なるコミュニケーションの場なので、とても大切にしています。食事は居心地の良い相手と、というのは絶対。その延長線上にある食器も、私にとってはとても重要なツールのひとつ。だから訪れたレストランで素敵なお皿を出されたら、すぐに聞きます。「どちらのものですか?」「作家さんはどなたですか?」と。お料理教室の先生にも同様。そして興味を持ったらその作家さんに「会いたい、会いたい」と呪文のように言いまくります(笑)。不思議なことに「会いたい」と口に出すと、かなりの確率でお会いできます。その人に会って、その人の作る食器がもっともっと好きになって、その人と繋がる人の作品も気になり……結果、魔法のように素敵な器がどんどん集まってくるのです。
そもそも、食器に興味を持ったのは食器好きだった母の影響。
ずっと白磁を集めていて、シンプルだからこそ誤魔化しがきかない白い器が好きだったのですが、先日金沢を訪れた際に九谷焼の器を紹介してもらったら、その華やかさにすっかり魅了されてしまいました。
「器は出合い」です。
私「住」についてですが、実は空間デザイナーになりたかったという過去があるので、建築家の方にはずっと憧憬の念を抱いていて。
さらに言うなら“お宅探訪” が大好き。雑誌『CLASSY.』で担当していた連載“結婚するまで・結婚してから” では毎回新婚さんのご自宅にお邪魔できるので、ワクワクしながら取材しています。「このお家いいなぁ」「おしゃれだな」と思いながら。
好きなデザイナー、建築家はたくさんいますが、特筆するなら柳原照弘さん。柳原さんは今回泊まったsequence MIYASHITA PARK 内のレストラン、dongxi も手がけていらっしゃって、無駄のない美を追求することに対して、徹底されている人です。その人となりが本当に好きで、作品も素晴らしい。人に対してきちんとしてらっしゃる方は、モノに対しても誠実なのだと日々痛感しています。
とある方が私を「ブレることがブレない」と表してくださったのですが(笑)、本当にその通りで“人によってブレる” ことがブレないんです。新たな出会いがあると必ず影響を受けてしまい、そのたびにブレて、それが毎回(笑)。私にとっては何から何まで“人” なのです。旅ですら、場所ではなく人で選ぶほど。会いたい人がいるから旅に出る。親しい人と一緒にいられたらそこがホーム。そして人と人との繋がりの先にモノがある、といったところでしょうか。そんな私ですが、モノを選ぶときは直感がすべて。こればっかりは人にも相談しないし、左右もされません。なんとも矛盾しています(笑)。
下着は結構好きで、それなりにこだわりもあるのですが、肌着に関しては全くの無頓着でして。今回palm のインナーに触れて、その肌触りの良さに素直に感動しました。ワンピース型は何と言ってもシルエットが可愛くて、レースや針抜きデザインなどディテールにこだわりを感じます。下着やお洋服は好みが分かれるので難しいけれど、インナーだったらプレゼントに最適ですよね! プレゼントして一度着てもらって、気に入ったらリピートして頂いて。Palm のインナーはこだわりのある方に贈りたいです。今パッと浮かんだのは、BLANCIRISのファウンダーの荒木さん。ひとつひとつ生活のすべてにこだわりがあり、お洋服も長く着られるものを選ぶ方だから、このインナーがしっくりくるなと思いました。自分で着こなすなら、シアーなタートルニットの中に着て、あえて透けて見せるのも素敵、なんて思っています。
落合芝地さんのお盆は2年前に初めて購入し、先月2枚目の新入りを迎えました。こちらは輪花盆というもので、その名の通り花のように美しい曲線が特徴 です。何を載せても、それこそビールとちょっとしたおつまみを載せても決ま る凛とした佇まい。高価なものなので、同じシリーズのものをひとつひとつ丁寧に集めていけたら。日々の生活の中にあるちょっとした彩り、潤いのようなものを大切にしていけたら、と思います。
2004 年より光文社” CLASSY.” でライター業をスタート。
現在に至るまでの約15年間毎号関西ページを担当。
関西在住の強みを生かし、大阪、京都、神戸のあらゆるコミュニティに精通。
紙媒体のみならずトレンド発信を主とするインフルエンサーを起用した
SNSのPR & マーケティングをスタート。
2020 年からはSDGs に特化した取り組みを始動。